危険からみんなを守るために働く金魚たち

危険からみんなを守るために働く金魚たち

上野浄水場の中央管理室では小八賀川から取水した原水と、浄水場でろ過されたろ過水のふたつの水槽で金魚を飼育しています。それは観賞用としてではなく、急性毒監視という目的があります。

例えば小八賀川に有害な物質が混じっていた場合には、原水の水槽にいる金魚が異常を発することで、職員は直ちに小八賀川からの取水を停止することができます。
また、浄水場の中に不審者が侵入し有害な物質を入れるような事があった場合には、ろ過水の水槽にいる金魚が異常を発することで、職員は直ちに給水を停止することができます。このような監視業務は職員が24時間365日体制で行っています。

日々、命を張って水道水の安全のために働いている金魚ですが、上野浄水場が運用されてから約50年間、有害な物質による異常を発したことはありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!